実際にプログラミングスクールを運営する筆者が、失敗しないためのプログラミングスクールの選び方を徹底解説していきます。
自身のスクールを贔屓するこなく、フラットな視点で解説していますので、ぜひプログラミングスクール選びの参考にしてください。
プログラミングスクール選びのポイント
まずはざっくりと、プログラミングスクールを選ぶ際のポイントについてみていきましょう。
- 学習プログラムの内容: 自分が学びたいプログラミング言語や、将来のキャリアアップを考慮した学習プログラムを選ぶことができるかどうかを確認すること。
- 学習スタイル: 個人学習ができるか、グループで学ぶことができるか、オンラインで学べるかなど、自分に合った学習スタイルを選ぶこと。
- 講師や指導者: 講師や指導者の資格や経験を確認し、実際に講師や指導者と話をして、自分に合う人がいるかどうかを確認すること。
- 認定や資格: 学んでいる内容が、将来のキャリアアップに役立つかどうかを確認するために、学校が保有している認定や資格を確認すること。
- 学費や授業料: 学費や授業料が自分が払える範囲内かどうかを確認すること。また、支払い方法や返済プランなども確認すること。
- 就職支援やキャリアアップ: 学校が提供する就職支援やキャリアアップのサービスがあるかどうかを確認すること。就職支援には、インターンシップや就職フェアなどがあります。また、卒業後のキャリアアップには、セミナーやカリキュラムアップデートなどがあります。
- 教材や設備: 教材や設備が充実しているかどうかを確認すること。教材は、将来のキャリアアップに役立つかどうかも確認すること。また、設備は、学習をする上で必要なものが揃っているかどうかも確認すること。
- サポート: 学習中に困ったときや、質問があるときに、サポートが提供されるかどうかを確認すること。サポートには、メールや電話でのサポート、オンラインでのサポート、カウンセリングなどがあります。
細かくスクール選びのポイントをあげると以上のようになります。
全てが理想のスクールにたどり着くのはなかなか難しいと思います。
スクールを選ぶ際は、上記のようなポイントを参考に、譲れないポイントを3つ挙げて、その3つを基準にプログラミングスクールを選ぶといいでしょう。
それでは、各項目について詳しく解説していきます。
1. 学習プログラムの内容
学習プログラムの内容は、プログラミングスクールを選ぶ上で最も重要なポイントの1つです。自分が学びたいプログラミング言語や、将来のキャリアアップを考慮した学習プログラムを選ぶことができるかどうかを確認することが重要です。
例えば、自分がWebアプリケーションを作りたいと考えている場合は、HTML、CSS、JavaScript、PHP、Ruby on Railsなどの言語を学べるプログラミングスクールを選ぶことができます。
また、データサイエンスや人工知能に興味がある場合は、PythonやR、TensorFlowなどの言語を学べるプログラミングスクールを選ぶことができます。
さらに、将来的には、よりスキルを磨いて、エンジニアやデータサイエンティストとしてキャリアアップしたいと考えている場合は、そのような目標に向けた学習プログラムを選ぶことができるプログラミングスクールを選ぶことがよいでしょう。
学習プログラムの内容を確認する方法としては、学校のWebサイトやカタログを見ること、または、スクールに直接問い合わせたり、無料の体験会に参加してみると良いでしょう。
2. 学習スタイル
学習スタイルは、個人学習ができるか、グループで学ぶことができるか、オンラインで学べるかなど、自分に合った学習スタイルを選ぶことができるかどうかを確認することが重要です。
個人学習ができるプログラミングスクールであれば、自分のペースで学習を進めることができます。このようなプログラミングスクールは、自分のスケジュールや生活スタイルに合わせて学習を進めることができるので、社会人には特に適しているかもしれません。
また、グループで学ぶことができるプログラミングスクールであれば、他の人と一緒に学習をすることで、互いに学び合ったり、励まし合ったりすることができます。このようなプログラミングスクールは、学習をする上でモチベーションを保つことができるので、自分がモチベーションを保つことができる人には適しているかもしれません。
さらに、オンラインで学べるプログラミングスクールであれば、自宅や自分がいる場所から学習をすることができます。このようなプログラミングスクールは、自分が通学や通勤ができない場合や、地域によっては学べるプログラミングスクールがない場合にも適しています。
3. 講師や指導者
講師や指導者の資格や経験を確認することで、実際に講師や指導者と話をして、自分に合う人がいるかどうかを確認することができます。
講師や指導者の資格は、学校が保有している認定や資格を確認することで判断することができます。また、講師や指導者の経験も重要です。学習する内容に深い知識を持っており、実際に自分が学ぶ内容を業界で活用している人が講師や指導者であることがよいでしょう。
さらに、講師や指導者と話をすることで、講師や指導者の人柄や教え方を知ることができます。
自分に合う講師や指導者であれば、学習をする上でよりモチベーションを保つことができるでしょう。
4. 認定や資格
学んでいる内容が、将来のキャリアアップに役立つかどうかを確認するために、学校が保有している認定や資格を確認することが重要です。
例えば、Webデザインを学ぶプログラミングスクールであれば、Adobe Certified Associate (ACA)やCIW Web Design Specialistなどの認定資格を取得できるかどうかを確認することができます。
また、データサイエンスを学ぶプログラミングスクールであれば、Cloudera Certified Professional Data EngineerやIBM Data Science Professional Certificateなどの認定資格を取得できるかどうかを確認することができます。
このような認定や資格を取得することで、将来のキャリアアップに役立つスキルを身に付けることができます。また、認定や資格を取得することで、自分のスキルを証明することができるため、就職や転職の際にも有利になることがあります。
5. 学費や授業料
学費や授業料が安ければ、費用対効果が良くなります。しかし、安すぎる場合は、教育の質が低下する可能性があるため、注意が必要です。
一括払いや分割払いができるかどうかも、選ぶ上での重要なポイントです。分割払いができる場合は、月々の支払い額が少なくて済むため、負担が軽くなる可能性があります。
学費や授業料がいつ請求されるかも、選ぶ上での重要なポイントです。例えば、月末に請求される場合は、毎月の給料日に合わせて支払いができるため、負担が軽くなるかもしれません。
学費や授業料には、教材費やカリキュラム費、指導員の費用などが含まれることがあります。これらがどのように含まれているかを確認することで、学費や授業料の価値を比較することができます。
6. 就職支援やキャリアアップ
就職支援やキャリアアップについてのポイントを紹介します。
- 就職支援: 就職支援とは、プログラミングスクールを卒業した後に、就職や転職する際に、求人情報の紹介や面接のアドバイスなどを行うサービスを指します。就職支援が充実しているプログラミングスクールを選ぶことで、就職や転職を検討する際に、サポートを受けることができます。
- キャリアアップ: キャリアアップとは、現在の職務やスキルを向上させることを指します。プログラミングスクールを選ぶ上では、どのようなキャリアアップのサポートを行っているかも重要です。例えば、職務経験を積んだエンジニアからの講師陣が多いプログラミングスクールや、実践的なプロジェクトを通じてスキルを磨けるプログラミングスクールなどがあります。
- 卒業生の就職率: プログラミングスクールを選ぶ上では、卒業生の就職率も重要なポイントです。卒業生の就職率が高いプログラミングスクールは、就職や転職において、卒業生が求められる可能性が高いと考えられます。
- 就職先の企業数や業種: プログラミングスクールを選ぶ上では、就職先の企業数や業種も重要なポイントです。プログラミングスクールで卒業した後、就職や転職を検討する場合、就職先の企業数や業種が豊富であるプログラミングスクールの方が、希望する就職先を見つけやすいでしょう。また、就職先の企業数や業種が限られている場合は、将来的にキャリアアップのために、転職を考える場合もあるため、この点も確認することが重要です。
- 就職支援サービスの継続期間: プログラミングスクールを選ぶ上では、就職支援サービスの継続期間も重要なポイントです。就職支援サービスが継続される期間が長いプログラミングスクールは、就職や転職を考える際に、より長期的にサポートを受けることができるでしょう。
7. 教材や設備
教材や設備についてのポイントを紹介します。
- 教材: 教材とは、プログラミングスクールで使用する書籍やテキスト、参考書、ハンズオンで使用するコンピュータやサーバーなどを指します。教材が最新であるプログラミングスクールを選ぶことで、最新のテクノロジーや知識を学ぶことができます。
- 設備: 設備とは、プログラミングスクールで使用する教室やラボ、サーバールームなどを指します。設備が充実しているプログラミングスクールは、学習をする上でより快適であると考えられます。また、設備が整っているプログラミングスクールは、実践的なプロジェクトを通じてスキルを磨くことができる可能性があります。
- 教材や設備の維持管理: プログラミングスクールを選ぶ上では、教材や設備の維持管理も重要なポイントです。教材や設備が継続的に更新され、保守されているプログラミングスクールは、学習をする上でより良い環境を提供できると考えられます。
8. サポート
サポート体制も重要です。
良いサポート体制を備えたプログラミングスクールでは、学習を通じて生じる様々な問題や疑問に対して、学生が適切なサポートを受けることができます。
以下に、プログラミングスクールの選ぶ際に考慮すべきサポート体制の要素を紹介します。
- メンター: プログラミングスクールには、学生が学習で生じる問題や疑問を解決するためのメンターが用意されていることがあります。メンターは、プログラマーやエンジニアなどの専門家で、学生の質問に対して、知識をもとに適切な回答を行います。
- オンラインサポート: プログラミングスクールでは、オンラインでの学習を提供することもあります。そのため、学生が学習中に困ったときや、質問があるときには、オンラインでサポートを受けることができます。
- 専門家による講義やセミナー: プログラミングスクールでは、専門家による講義やセミナーを開催することがあります。これらの講義やセミナーでは、特定のテーマや技術について、専門家から学ぶことができます。
- チャットやフォーラム: プログラミングスクールには、学生同士や学生とメンターがコミュニケーションを取ることができる場があることもあります。これには、チャットやフォーラムを利用することがあります。これらの場では、学生が質問をしたり、自分の知見をそれぞれの場で、学生が学習で生じる問題や疑問を解決することができます。また、他の学生やメンターとのコミュニケーションを通じて、他の学生の知見や経験を共有することで、学習をより深めることができます。
さらに、プログラミングスクールでは、定期的なセッションやレビュー会などを開催することもあります。
これらのセッションやレビュー会では、学生が学習した内容を確認し、必要であれば補足や修正を行うことができます。
また、プログラミングスクールでは、学生が実際にプログラムを開発する際に、必要に応じて、実装のアドバイスや技術的なサポートを行うことがあります。
これにより、学生は、自身が作成したプログラムが正常に動作することを確認し、実際にプログラムを開発することができます。
さいごに
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