ゲームを作ってみたいという思いからプログラミングを始める人も多いですね。
しかし、具体的にどのようにすればゲームを開発できるのかわからないといった声も多く聞かれます。
そこで今回は、初心者にむけて実際にゲームを作る上での手順や、ゲーム開発で使える開発ツールの紹介、作ったゲームを公開できる専用サイトなどの紹介をしていきます。
ゲームを作るには
まずは初心者がゲームを作る際に知っておくべきポイントを見ていきましょう。
初心者でもゲーム開発は可能か
まず「初心者でもゲームを作ることは可能なの?」についてお話ししていくと、簡単なゲームであれば初心者でも十分に制作することが可能です。
一般的な家庭用ゲーム機や高度なグラフィックを用いたゲーム制作については、また別の特別な技術が必要な場合が多いので、ある程度高いレベルでのプログラミングスキルやその他のCG技術などが必要になります。
まずはシンプルなゲームを製作することから初めて、徐々にそのクオリティを上げていくようにするといいでしょう。
始めはクオリティより簡単なゲームをたくさん製作していく方がゲーム開発におけるスキルは上がりやすいです。
ゲーム制作にかかる費用は?
実際にゲーム製作をする場合、どのくらいの費用がかかるのでしょうか?
ゲーム制作に必要な費用はパソコンなどの機材費を除けば、基本的には無料で行うことが可能です。
現在では、ゲーム開発をサポートしてくれる様々なゲームエンジンが公開されていて、無料で使えるようになっています。
有名なものでは「Unity(https://unity.com/ja)」や「Unreal Engine(https://www.unrealengine.com/ja/)」などがあります。いずれも無料で利用可能です。
これらのゲームエンジンは収益が一定金額以上になると有料へ移行するものもありますので、必ずチェックしておきましょう。
どのプログラミング言語を学ぶのか
どのツールを使ってゲームを開発するのかによっても変わってきますが、例えばUnityでゲーム開発をする場合は主に 使われているプログラミング言語は「C#」が主流です。
もちろんツールによっては、プログラミングを使わずに直感的に開発できるものもあります。
初心者でいきなりプログラミング言語をC#から学習し始めると、少し難しく敷居が高い可能性があります。
ある程度プログラミングの基礎的な内容を学んでからの方が理解しやすくスムーズに開発が進められます。
ゲーム制作で準備するものは?
ゲーム製作を行う上で準備するべきものをまとめてみましょう。
- 開発用のパソコン
- 開発環境
開発用のパソコン
まず準備する必要があるのは開発用のパソコンです。
どのプラットフォームで遊べるゲームを作るかにもよりますが、基本的にブラウザゲームやAndroid向けのゲーム開発ならWindows搭載のパソコンを、iOSやMacで遊べるゲームを作るためにはMacを準備する必要があります。
特に、iOSやMacをターゲットとしたゲームを作る場合には Mac OSでないと開発ができないので、注意が必要です。
パソコンのスペックとしては、製作するゲームのクオリティにもよってきますが
- メモリ:8GB以上(16GB以上を推奨)
- CPU:Core i5相当以上
- ストレージ:SSD256以上
上記のスペック以上のパソコンを用意するようにしましょう。
スペックが低いと処理落ちしたり、動作がカクつく、突然フリーズするなどのトラブルが起こりやすいです。
開発環境
開発環境としては基本的に、先ほど紹介した「Unity」や「Unreal Engine」などのゲームエンジンやゲーム製作ツールなどを利用します。
例えば「Unity」は、ユニティ・テクノロジー社が開発したゲームエンジンです。
AndroidやiPhoneなどのスマートフォンをはじめ、PlayStation4やXboxなどのテレビゲームの開発にも対応しています。
Unity公式サイト(https://unity.com/ja)
また、ゲームエンジンとは、複雑なゲーム開発を簡単に制作するための機能を備えた統合型ツールのことです。
ゲーム開発に必要な映像・音響・プログラミングの処理を内部で行い、開発を効率化することができます。
そのほか、ゲーム製作ツールとして有名なものについては、「RPGツクール」や「スマイルゲームビルダー」などがあります。
ゲーム制作の手順は?
開発環境が整ったらいよいよゲームを開発していきましょう。
簡単にゲームの開発手順について解説していきます。
- どんなゲームを制作するか決める
- ゲームのルールやシステムをまとめる
- ゲームで使う素材を準備する
- 最もシンプルな形のゲームを作る(プロトタイプ)
- ゲームを調整しながら作り込む
1. どんなゲームを制作するか決める
まずは大まかにどんなゲームを作るのか決めましょう。
どんなジャンルのゲームを作るのか(アクション、パズルゲーム、RPGなど)、どのプラットフォームで遊べるゲームを作るのか(PC、スマートフォンなど)、ゲームのキャラクターや操作方法など、ざっくりでいいので決めてしまいましょう。
だいたいイメージができたら、ゲームの細かい部分についてまとめていきます。
2. ゲームのルールやシステムをまとめる
次に、ゲームのルールやシステムをまとめた設計図を作りましょう。
具体的には下記のような点について詳しく決めていけばOKです。
- キャラクター、敵の数や仕様など
- ステージが複数あるか
- 画面上の表示項目(UI)
- ゲームの流れ
- BGMや効果音など
ゲーム全体がイメージでき、説明できるようにしておくといいでしょう。
3. ゲームで使う素材を準備する
次に先程の設計図にしたがって、ゲームで使う素材を用意します。
ゲームエンジン自体がゲームで使える素材を配布・販売している場合もありますので、ゲームエンジンごとに調べてみましょう。
「Unity」であれば「Unity Assets Store(https://assetstore.unity.com/)」で、たくさんの素材が公開されていたり、販売されています。
是非活用してみてください。
4. 最もシンプルな形のゲームを作る(プロトタイプ)
ゲームを作るときのポイントは「最初から作り込みすぎないこと」です。
まずは複雑なシステムは削ぎ落とした、「とてつもなくシンプルな」ゲームの制作に努めてください。
ゲームの基幹が完成したら、細かい調整を行いましょう。
最初からゲームを作り込みすぎると、目の前の目的が定まらず、あちこち寄り道をしながらの開発となってしまうため、なかなか完成しないばかりか、徐々にモチベーションが下がってしまう原因となります。
まずはざっくり完成させることを目指します。
5. ゲームを調整しながら作り込む
ゲームの大枠が完成したら、細かい調整やシステムの追加などを行い、ゲームが面白くなるように努めましょう。
自分でプレイしているだけではわからない問題点などもあるので、友達や知り合いにプレイしてもらいフィードバックをもらうのもおすすめです。
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