こんにちは！
TechPro（テックプロ）ブログ編集部の國貞です。
今回は、「初心者が学ぶべきプログラミング言語5選」を紹介します！
「プログラミングって何から始めたらいいの？」
「プログラミングって難しい？」
「プログラミング言語によって違うの？」
といった疑問について徹底的にお答えします！
ぜひ学習を始める際の参考にしてみてください！
プログラミングとは
そういえば、「プログラミング」という言葉はよく耳にするけど、どういうことをプログラミングと言ってるのかよく知らなかったりしますよね。
簡単に言うとプログラミングとは、コンピュータに「〇〇してね！」と命令することを指します。
その命令自体のことを「プログラム」と呼んでるんですね！
私たちは目的に合わせてプログラムを書くことで、物事を自動化したり、快適な仕組みを構築したりしながら、プログラミングで世の中を便利にしているわけです。
プログラミングでできること・作れるもの
そもそも、プログラミングでは一体どのようなことができるようになるのでしょうか？
まずはプログラミングでできることを見ていきましょう！
Webサイトの作成
いま私たちが見ているこの画面も全てプログラミングによって書かれ、それをコンピュータが処理することによって、有益な情報を多くの人に届けています。
プログラミングのスキルを身につけることで、今の生活になくてはならないWebサイトを作ることができるようになります。
情報発信やマーケティング、ECサイトまで、プログラミングを学ぶことによって、幅広いジャンルのサイトを作ることができるようになります。
Webサイトを作る上で、プログラミングの他に必要なスキルは「デザイン」となります。
どのように要素を配置すれば、このWebサイトを見ている人に効果的に情報を伝えることができるのか考えていくことも重要です。
このブログサイトはWordpressを利用して作られていますが、プログラミングのスキルがあれば、独自のカスタマイズも思いのままできるようになり、表現の幅も広がります。
アプリ開発
今手に持っているスマートフォンやパソコン、タブレットには、実に多くのアプリがインストールされていますね。
それらをうまく利用することで、私たちは生活を便利で豊かなものにしています。
そのアプリひとつひとつも全てプログラミングによって書かれて動いています。
プログラミングを学ぶことで、そのようなアプリを自分で開発することができるようになります。
自分のアイデアをプログラミングのスキルをつかって実現することができるなんて、とてもワクワクしますよね！
ゲーム製作
今も昔もさまざまなゲームが発売され、いつの時代も人々を楽しませ続けてくれています。
以前は個人でゲームを作ることはとても難しかったですが、現在では個人が無料でゲームを作ることができる環境が非常に充実しています。
「Unity」などのツールが出てきたことにより、プログラミングのスキルを身につけることでオリジナルのゲームを自身の手で作ることができます。
AI開発
スマートフォンに搭載されている音声認識や、「Siri（シリ）」を代表するスマートスピーカーはAI（Artificial Intelligence = 人工知能）の技術を使い、学習しながら我々の生活をサポートしてくれています。
AIの技術にはプログラミングのスキルが必要不可欠で、今まさに研究が積極的に行われている分野です。
もちろんプログラミングだけでなく、数学的な知識も必要になります。
これからこの分野でのプログラミング技術者の需要はますます増加することが見込まれるでしょう。
プログラミング言語による違い
「プログラミング言語」と一括りに言っても、実際は数千種類のプログラミング言語が存在します。
主に私たちがプログラミング言語を学ぶ時には目的に応じて、どの言語を学ぶのかを決めることが多いと思います。
Webサイト制作によく使われる言語、アプリ開発によく使われる言語、ゲーム制作によく使われる言語、AI開発によく使われる言語など、その目的によって変わってくるのです。
有名なプログラミング言語を目的ごとに紹介していきます。
Webサイト制作での主な言語
Webサイト制作での主要なプログラミング言語は以下の通りとなります。
- HTML
- CSS
- PHP
- JavaScript
Webサイト制作ではまず、「HTML」「CSS」と呼ばれる2つのプログラミング言語がベースとなります。
（HTMLやCSSはプログラミング言語ではないと主張する意見もありますが、ここでは広義にプログラミング言語に含めるものとします。）
HTMLやCSSは見た目に関わる言語なので、Webサイトに限らず、Webアプリなどでも使われます。
また、HTMLと相性がいいプログラミング言語に「PHP」「JavaScript」の2つが挙げられます。
PHPはHTMLに埋め込んで記述することができ、コンテンツを状況やタイミングに応じて動的に切り替えて表示することができるようになります。
またJavaScriptもPHPと同様に、Webサイト上の情報を動的に書き換えることができます。アニメーションやページのスクロール操作の制御に使われることが多いです。
アプリ開発での主な言語
アプリ開発では、Webアプリとスマートフォンアプリそれぞれで、開発に使われるプログラミング言語が異なる場合があります。
Webアプリ開発でよく用いられるプログラミング言語は
- Ruby
- PHP
- JavaScript
- Python
これらの言語にはアプリ開発を効率よく行うための「フレームワーク」が存在しており、Rubyであれば「Ruby on Rails」、PHPであれば「Laravel」、JavaScriptであれば「Next.js」などのフレームワークが有名です。
フレームワークを使えば、データベースからのデータの取得処理やログイン認証など、Webアプリ開発に必要な機能を効率的に実装することができます。
スマートフォンアプリ開発でよく用いられるプログラミング言語は
- Swift（iOS）
- Java（Android）
- Kotlin（Android）
が一般的です。
ゲーム制作での主な言語
ゲーム制作の現場でよく使われているプログラミング言語として主なものは
- C#
- C++
が挙げられます。
現在では、ゲーム制作における開発環境も「Unity」や「Unreal Engine」の登場により、個人レベルで容易に始められるようになってきました。
Unityでのゲーム開発ではプログラミング言語に「C#」が採用されており、Unityで作られたゲームの代表作としては「Pokemon GO」「ドラゴンクエストVIII 空と海と大地と呪われし姫君（モバイル版）」「スーパーマリオラン」「原神」などが挙げられます。
Unityでは、モバイルゲームでよく使われる2Dゲームからグラフィックを重視した3Dゲームまで幅広く開発することができます。
Windows、Linux、Mac OSをはじめ、Nintendo Switch、PS4、iOS/Androidなど幅広く対応しています。
Unreal Engineのゲーム開発では、「Blueprint機能」と「C++」の両方を用いて開発していきます。Blueprint（ブループリント）は視覚的なプログラミングを可能にしたシステムで、ノード、イベント、関数、変数をワイヤーで接続していきながら複雑なゲームプレイ要素を作成します。
Unreal Engineの特徴は何より、超高性能のグラフィック性能です。写実的な表現に非常に長けています。
Unreal Engineで作られた主なゲームは、「FINAL FANTASY VII REMAKE」「ドラゴンクエスト XI 過ぎ去りし時を求めて」「フォートナイト」「PUBG」などがあります。
AI開発での主な言語
AI開発で主に使われている言語は
- Python
が圧倒的です。Pythonはライブラリと呼ばれる拡張機能が充実しており、自分で一から実装しなくても手軽に高機能な計算や処理を行うことができます。
AI開発を行うには、プログラミング言語Pythonの基本的な文法知識と、AIの仕組みを理解するために必要な数学や統計の知識を習得する必要があります。
AIにもさまざまな種類があり、「回帰分析」「画像認識・画像解析」「音声認識・自然言語処理」などが挙げられます。
AIの実装方法はさまざまですが、例えば現在代表的なものの一つとしては、人間の脳の神経伝達構造をモデルにして用いられる「ニューラルネットワーク」と呼ばれるものがあります。
私たちはすでにAIの技術を活用しており、スマートフォンなどの音声認識や、お掃除ロボット、医療へのAIの活用によるがんの早期発見など、さまざまな環境でAI技術が活躍しています。
おすすめプログラミング言語5選
それでは以上をふまえて、これからプログラミング学習を始める初心者におすすめのプログラミング言語を5つ紹介します。
1. JavaScript
JavaScriptはWebサイト制作を始め、アプリ開発やゲーム制作など幅広い分野で活躍するプログラミング言語です。
まず何から始めるか悩んでいる人は、プログラミングの経験を増やすためにもJavaScriptから学習し始めることをお勧めします。
プログラミングに慣れてきたら、どの分野でプログラミングを学んでいきたいか方向性を決めていけるといいですね。
ちなみに、よく似た名前に「Java（ジャバ）」と呼ばれるプログラミング言語がありますが、名前以外は全く関係ない別のプログラミング言語なので注意してください。Javaは初心者にはかなり難しいプログラミング言語となるかと思います。
JavaScriptは「Google Chrome」などのWebブラウザ上で動作するので、特別なプログラミング実行環境等を準備しなくていいので取り組みやすいのも初心者に優しいですね。
2. Python
Pythonは主に、機械学習（AIの分野）で非常によく活用されているプログラミング言語になります。
機械学習のみならず、アプリ開発を行うこともできます。最近はやっているPyhonのフレームワークだと「Django（ジャンゴ）」が有名ですね。
Pythonは非常にシンプルで理解しやすく、本格的なプログラミング言語ながら初心者でも学習しやすい言語であることが特徴です。
現在はPythonに関する書籍が非常に増えいますし、機械学習に特化したプログラミングスクールや学習サイトもあります。
初めはPythonの基本文法から学習し、慣れてきたら機械学習の理論と共に本格的に学習するといいかと思います。
3. C#
C#は、Unityで使われているプログラミング言語です。
「これからプログラミングを学んでゲームを作りたい」
といった場合はC#の学習をお勧めします…と言いたいところなのですが、ここでは、別の言語である程度学習を積んでから取り組むことをお勧めします。
もちろん書籍やネットの解説など、Unityに関する情報は豊富に存在します。
しかし、ただ書き写すだけで理解できずに進めてしまうことが多く、結果としてかなり遠回りになってしまう印象があります（個人差があります）。
C#自体はとてもお勧めなのですが、まずはここで紹介している他のプログラミング言語で経験を積んでから取り組んでみてください。
4 PHP
PHPは主にアプリ開発やWebサイトでの申し込みフォーム・メール送受信でよく使われるプログラミング言語です。
現在人気急上昇のアプリ開発用フレームワークの「Laravel」はPHPを使って開発することができます。
高機能な様々なアプリを開発を開発することができるため、Webアプリ開発を目指すならぜひ取り組んでみてください。
ネットにも情報が豊富にあり、困ったときは調べれば情報が非常にたくさん出てきます。
最初はPHPのみの簡単なプログラミングやアプリを作成し、基礎力が身についたらLaravelに挑戦してみましょう。
PHPは多くのクラウドサーバーにデフォルトで導入されているため、サーバーとの相性が良いのも特徴です。
Ruby
RubyもPHP同様、アプリ開発でよく使われるプログラミング言語になります。
Rubyは日本人の「まつもとゆきひろ氏」が開発したプログラミング言語で、「クックパッド」のようなアプリ開発で利用される有名なプログラミング言語です。
Rubyもアプリ開発のフレームワークが存在し、「Ruby on Rails」と呼ばれるフレームワークは公式のチュートリアルも充実していて初めてでも取り組みやすいものになっています。
ちなみにRuby on Rails はバージョン管理が少し大変です（個人差があります）。
Rubyのみの基本文法から学習を始め、慣れてきたらRuby on Railsのチュートリアルに挑戦してみるといいでしょう。
まとめ
いかがだったでしょうか？
各分野ごとにおけるプログラミング言語の紹介と、初心者におすすめのプログラミング言語を5つ紹介させていただきました！
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