GitとGitHubについて現役エンジニアが徹底解説

プログラミング学習

01|GitHubとは

GitHubとは、Microsoft社が提供している、世界で最も利用されているGitのためののWebサービスです。

GitHubを使えばGitの機能をより直感的に行えるのと、Gitの機能を特にチーム開発でより使いやすくした機能が利用できます。

GitHubの利用には無料と有料のプランがありますが、基本的な機能は無料で十分利用できます。有料プランを利用すると機能が増えたりさまざまなサポートを受けることができますが、特に個人の利用であれば無料プランで十分です。

  • Git:分散型のバージョン管理システム
  • GitHub:Gitを便利に使うための機能を拡張したWebサービス

02|GitHubに登録する

それではまずGitHubに登録しましょう。

公式サイトへアクセス

GitHubの公式サイトからアクセスします。

「GitHubに登録する」から登録を進めましょう。

登録情報を入力

GitHubに登録するための情報を入力します。

  • ユーザー名
  • メールアドレス
  • パスワード

を入力しましょう。

ユーザー名は他のユーザーとかぶらないように設定しなければなりません。

メールアドレスは通知情報などを受け取れるメールアドレスを設定してください。

パスワードは15字以上か8文字以内に数字と小文字を含めたものにしなければなりません。

必要な情報が正しく入力できたら「Create account」をクリックしてください。

認証コードを入力する

登録が完了すると、登録したメールアドレス宛に認証コードが届くので入力しましょう。

画面を進める

気になるトピックにチェックを入れて「Continue」をクリックしましょう。

プランを選択する

利用するプランを選択します。

無料プランを利用するので、「Free」の方を選択するため「Continue for free」をクリックしてください。

登録完了

登録が完了したら次の画面のようにGitHubのダッシュボードが表示されます。

03|GitHubを使ってみる

GitHubはバージョン管理システムであるGitを便利に使うためのウェブサービスです。

GitHubの基本的な使い方を確認してみましょう。

以前Gitの基本的な使い方を解説していますので、そちらの続きからGitHubを使ったバージョン管理を実践してみましょう。

リモートリポジトリを作成する

GitHubのダッシュボードから、`Create Repository`をクリックしましょう。

リポジトリの作成画面に移動するので

  • リポジトリ名
  • リポジトリの説明
  • リポジトリの公開範囲

を設定して、下の`Create repository`をクリックします。

これでリポジトリの作成は完了です。

次のようにリポジトリの使い方が表示されます。

リモートリポジトリに接続する

すでに作成しているローカルリポジトリを、リモートリポジトリに接続します。

ターミナルから`git remote add`コマンドを実行します。

$ git remote add origin https://github.com/ユーザー名/sampleRepo.git

`origin`のあとは以下の画像の部分のURLをコピーペーストしましょう。

以上でリモートリポジトリに接続できました。

最後にリモートリポジトリに現在のコミット情報を反映しましょう。このことを「プッシュ(push)」と言います。

そのままターミナルから以下のコマンドを実行しましょう。

$ git push -u origin master

ユーザー名とパスワードの入力を求められるので入力しましょう。

$ git push -u origin master
Username for 'https://github.com': ユーザー名
Password for 'https://ユーザー名@github.com': # パスワード(入力の様子は表示されないがちゃんと入力されている)

しかし、このままだとエラーが発生します。

$ git push -u origin master
Username for 'https://github.com': ユーザー名
Password for 'https://ユーザー名@github.com': # パスワード(入力の様子は表示されないがちゃんと入力されている)
remote: Support for password authentication was removed on August 13, 2021.
remote: Please see https://docs.github.com/en/get-started/getting-started-with-git/about-remote-repositories#cloning-with-https-urls for information on currently recommended modes of authentication.
fatal: Authentication failed for 'https://github.com/ユーザー名/sampleRepo.git/'

これは2021年8月13日以降で、アクセス時の検証がパスワードではなく、専用に生成したアクセストークンでのみの可能というように仕様が変更されたために起こります。

GitHub上でアクセストークンの生成が必要になります。

アクセストークンを生成する

GitHubの右上にあるアイコンをクリックして、項目から「Settings」をクリックします。

左側のメニュー下の「Developper Settings」を選択します。

「Personal access tokens」から「Tokens(classic)」を選択します。

右上の「Generate new token」をクリックします。

項目のうち「Generate new token(classic)」を選択します。

以下ページにアクセスするので

  • Note(わかりやすいものを記入)
  • Select scopesは「repo」「admin:repo_hook」「delete_repo」に必ずチェックを入れておきましょう

入力できたら「Generate token」をクリックします。

次の画面で作成したトークンが表示されます。

表示されたトークンをコピーします。

このとき作成したトークンの値は、あとでもう一度確認することができないので、作成後はその場ですぐにメモ帳などにコピーしてどこかに保管しておくようにしましょう。

03_4|リモートリポジトリにプッシュする(再)

ターミナルから、以下のコマンドで、ローカルリポジトリのコミットをリモートリポジトリにプッシュします。

$ git push -u origin master

先ほど生成したトークンをコピーして、パスワード入力の際に貼り付けると、無事にpushが完了します。

$ git push -u origin master
Username for 'https://github.com': ユーザー名
Password for 'https://ユーザー名@github.com': # ここでトークンをペーストする
Enumerating objects: 6, done.
Counting objects: 100% (6/6), done.
Delta compression using up to 8 threads
Compressing objects: 100% (4/4), done.
Writing objects: 100% (6/6), 848 bytes | 848.00 KiB/s, done.
Total 6 (delta 1), reused 0 (delta 0), pack-reused 0
remote: Resolving deltas: 100% (1/1), done.
To https://github.com/ユーザー名/sampleRepo.git
* [new branch] master -> master
branch 'master' set up to track 'origin/master'.

03_5|リポジトリを確認する

プッシュされたリモートリポジトリを確認してみましょう。

GitHubの左上のアイコンから「Your repositories」をクリックします。

リモートリポジトリの一覧が表示されるので、作成した「sampleRepo」をクリックしましょう。

以下のように、ローカルリポジトリにきちんとコミットしたファイルが記録されています。

04|まとめ

いかがだったでしょうか?

以上が基本的なGitHubの使い方になります。

プログラミングでチーム開発をしたり、個人での開発をする際に必要なスキルになります。

たくさん使ってしっかり身につけましょう。

さいごに

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