企業で働く場合に比べて働き方の自由度が高く、スキルや実績によっては高い収入を見込めるフリーランスエンジニアが最近人気となってきています。
そんなフリーランスエンジニアを目指していきたいけれど、数あるプログラミング言語の中で、どのスキルを身につければいいのか、もしくは、現在すでにフリーランスでのエンジニアの方も、今使っているプログラミング言語が将来的に稼いでいけるのかについて不安を抱えている方もいるのではないでしょうか。
一般的にはフリーランスのエンジニアの場合は、正社員として会社で働くエンジニアの方よりも、一つひとつの案件が高単価の場合が多く、収入が増えやすい傾向にあります。
しかし、案件ごとに要求されるプログラミング言語はさまざまで、そのプログラミング言語によって需要や求められるスキルにも差が生じてきます。
より効率的に長期で稼いでいくためには、どのプログラミング言語に需要があるか、案件に対する単価が高いかなどのトレンドを把握しておく必要があります。
今回は、フリーランスエンジニア必見の、稼げるプログラミング言語と、今後下火になっていくかもしれないプログラミング言語5選を紹介していきます。
また、これからフリーランスエンジニアを目指す方には、フリーランスエンジニアとして独立する上でのメリットとデメリットも合わせて解説していきます。
フリーランスエンジニアおすすめのプログラミング言語 5選
Python
Pythonは近年、機械学習やAI(人工知能)の開発に使われることが非常に多く、人気のプログラミング言語です。
Pythonは汎用性が高く、ライブラリを活用することで、機械学習やAIをはじめ、Web開発などにも用いられます。
Pythonは他のプログラミング 言語と比較しても案件に対する単価が圧倒的です。ここ数年でAIや機械学習の需要は爆発的に増加しています。一方でその人材供給は間に合っておらず、常に人手不足となっています。
これからさらに需要が高まっていくことが予想されるため、これからさらに案件の単価が上がっていくことが予想されます。
しかし、Pythonは案件が高単価であると同時に、かなり専門性の高い知識と技術が必要になります。基本的にPython案件の応募は実務経験が必須となっています。
Pythonでの仕事を考えるのであれば、まずはPythonを扱う企業に入り実務経験とスキルを身につけてからフリーランスエンジニアとして働くことが必須です。
JavaScript
JavaScriptはWebデザインのスキルの一部として求められることが多く、フリーランスエンジニアとして活躍するためにはJavaScriptだけでなく、HTMLやCSS、またIllustratorやPhotoshopなどのスキルも必要となります。
プログラミングスキルだけでなく、デザインに関するスキルも身につけていかないとフリーランスとして稼ぐことは難しいでしょう。
JavaScriptでの案件はWebサイトの制作など、個人依頼の案件が多く、単価自体は特別高いというわけではないですが、しっかりとしたスキルと実績を積んでいくことで、案件獲得に困ることはないでしょう。
PHP
PHPは主に、ホームページ開発の案件が多く、個人から企業まで幅広い募集があります。
開発規模によって単価が変動するため、日々スキルを磨いていくことが必須となります。
その他、PHPはLaravelやCakePHPなどのフレームワークが充実しており、フレームワークごとの案件もあるため実務経験の有無が案件獲得に影響する場合あります。
PHPは案件によってはデータベースとのやり取りや通信系の知識も必要となってくるので、幅広い経験が重要になります。
Ruby
Rubyは特にWebアプリケーションの開発に用いられることが多く、そのシステムの規模によって案件の単価が変わってきます。
Rubyは日本人が開発した言語で、Ruby専用のフレームワークとしてRuby on Railsがあることもあり、Rubyを用いて開発する企業が一気に増えました。
そのため、現在でもRubyでの案件は多い傾向があります。
Java
Javaは大規模システムの開発や改修といった案件が多く、一つのプロジェクトを複数人で取り組む場合が多いです。
案件単価は、実務経験とマネジメント業務などの経験の有無で変わってきます。
JavaはWebアプリやAndroidアプリ、大規模システム開発まで様々な場面で使われていますが、フリーランスエンジニアとしての案件ではシステム開発案件が主になります。
Javaの技術者はいつも人手不足なため需要が高く、スキルと経験があれば案件獲得に困ることは少ないです。
マネジメント業務などを任せてもらいながら、高単価な案件を獲得できるようスキルアップしていくと良いでしょう。
フリーランスエンジニアのメリットとデメリット
それでは、ここからはフリランスエンジニアを目指す上で知っておきたい、メリットとデメリットについて解説してきます。
フリーランスエンジニアのデメリット
フリーランスエンジニアは「やめておけ」と巷で言われることが多いですが、何故なのでしょうか?
その理由としてのデメリットを見ていきましょう。
フリーランスエンジニアのデメリットは以下の通りです。
- 仕事が保証されない
- 収入は個人のスキルに依存する
- 社会的信用が低い
- 仕事に関しては全て自己責任
仕事が保証されない
フリーランスエンジニアとして働くと、当然ですが受注した案件の数によって収入は大きく変動します。
会社員のように毎月固定で基本給などはありませんので、案件を安定して受注できるようになるまでは、不安との戦いになります。
収入が安定しないことに不安を感じた結果、会社員に戻る方も少なくありません。
フリーランスエンジニアとして、安定して生計を立てていくためには、案件獲得などについて、安定して仕事が入ってくる仕組みを構築する必要があります。
もちろん、きちんとニーズに応えられるようなスキルを日々磨いてくことも重要ですし、SNSを活用したり、自身のポートフォリオサイトなどから案件が受注できるように画策するなどの施策を巡らすことも重要です。
収入は個人のスキルに依存する
フリーランスとして安定して収入を得るためには、高単価の案件を安定して獲得できるようにする必要があります。
高単価の案件を安定して獲得できるようにするためには、何より高い実績を有していることが重要です。
仕事を依頼する側の企業にとって、実績のない受注者に仕事を依頼することはリスクでしかありません。
実績は一朝一夕では得られませんので、低単価の案件から受注しこなしていきながら、少しずつ高いレベルでの実績を積み重ねていくしかありません。
しっかりと実績を積み重ねられるように、日々スキルを磨いておく必要があります。
社会的信用が低い
フリーランスはエンジニアに限らず、社会的信用が低いというデメリットがあります。
フリーランスは、企業に雇われていて収入の保証がある会社員と違がって、いつ収入がなくなるかわかりません。
このため、銀行や不動産などのローンの審査に通りにくくなる傾向があります。
同様に、クレジットカードや賃貸契約なども、フリーランスだと通りにくい印象です。
そのため、審査が必要な契約などは、フリーランスになる前にあらかじめ済ませておく方が無難です。
仕事に関しては全て自己責任
フリーランスエンジニアは、仕事における全ての事柄について自分自身で責任を取らなければいけません。
万が一トラブルが発生したとしても、誰かが助けてくれたりフォローしてくれることはありません。
仕事の受注から、契約条件、納期、成果物について、全てが自己責任となり収入にシビアに反映されます。
社会保険に入れない
会社員であれば、社会保障に入ることができ、健康保険・厚生年金保険などを会社が半分負担してくれますが、フリーランスは国民健康保険と国民年金に加入し、全額自己負担する必要があります。
フリーランス時に、どのくらいの社会保険料を支払う必要があるのか必ず確認しておきましょう。
フリーランスエンジニアのメリット
逆にフリーランスとしてエンジニアの仕事をする上でのメリットについても見ていきましょう。
フリーランスエンジニアのメリットは以下の通りです。
- スキルによって大きな収入が見込める
- 自由な環境で働ける
- 自由に休みを決められる
- 人間関係の悩みが減る
スキルによって大きな収入が見込める
フリーランスで働く場合は、仕事の量や内容を自分で選んで決めることができます。
そのため、高いスキルを有していれば、それだけ案件が獲得しやすく、高単価な案件も受注しやすくなるため、会社員として働くよりも大きな収入を見込むことができるようになります。
逆にスキルが低いと、なかなか案件を獲得できず、収入が下がっていってしまうため、日々高いスキル獲得を目指し、継続した学習が必要になります。
自由な環境で働ける
案件にもよりますが、フリーランスエンジニアの案件はリモートワークで可能な仕事が多く、働く場所も自由に決められる可能性が高いです。
自宅はもちろんですが、カフェやコワーキングスペースなど、自分が快適に過ごせる場所で働くことが可能です。
例えば予定がある場所の近くで働き、仕事が終わったらすぐにプライベートの時間を過ごすことができるなど自由度が高い特徴があります。
また、通勤の必要がなくなり、朝に満員電車で苦痛を感じるといったこともなくなるでしょう。
自由に休みを決められる
会社員の場合は、基本的に働く時間や曜日が決まっていて選ぶことはできませんが、フリーランスエンジニアは、案件に対して自分で働く時間や曜日を決めることができます。
会社員では、平日にいきたい場所に行けなかったり、なかなかまとまった休みを取ることができなかったりしますが、フリーランスであれば、平日に出かけて時間がある土日に仕事をするなど、自由な働き方が可能となります。
人間関係の悩みが減る
会社員であれば同僚や上司など、どうしても付き合わなければならない人間関係が存在します。
関係が良好であれば問題ありませんが、トラブルで揉めたり、あまり仲がよくなかったりする場合でも仕方なく関わっていかなければなりません。
対してフリーランスでは普段から固定化した付き合いがかなり減るので、そのようなストレスを感じにくく、クライアントもある程度選べるため、人間関係の悩みが減ると言えるでしょう。
逆にいうと、一人で働く時間が増えるため、孤独を感じやすいことはデメリットでもあるかもしれません。
さいごに
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